表面処理技術で社会に貢献するために
世界でワクチンがないために命を落とす子どもは約20秒に1人と言われています。子どもたちの夢と未来を守るために我々ができる身近な取り組み“ペットボトルキャップの回収活動”を続けています。大きな効果は無いかもしれませんが、継続することと意識することで、この目標に少しでも近づけるように活動しています。現在は事業所内で廃棄されるペットボトルのほぼ100%のキャップを回収し、公民館~障がい者施設~を経てそれをワクチンに変えることにより、子どもたちの命を救うことなどに貢献しています。
吉野電化工業では、会社方針として「従業員満足度の向上」を掲げています。この実現のためには働き甲斐や達成感を得るだけではなく、それぞれが仕事を通して成長を実感することが重要であると考えています。この成長を促す仕組みとして様々な教育や発表の機会を用意しています。特に専門的な教育から人間としての成長を促すような教育まで、広くそして生涯を通して学べる仕組みづくりに取り組んでいます。
また、2018年度からは啓蒙活動の一環として「それぞれが考えるSDGsへの貢献」など、考える機会を設けています。
当社では地域社会への感謝や貢献の一環として、永年にわたりクラシックコンサートやジャズフェスタ、ゴミ拾い活動などを実施しています。特に年始の「YDKクラシックスペシャル」は地域の皆さまに良質な音楽をじっくりと味わって頂くために20年以上にわたり協賛しています。
平成30年度には地域未来牽引企業に認定され地域経済のさらなる成長発展に一層寄与すべく努力しています。
科学の面白さをもっと感じてほしいと言う思いをもとに“出前実験教室”を開催しています。1999年より20年間にわたり「金メッキによるアクセサリー作り」や「備長炭電池で模型を走らせる」などの様々など実験を通して、科学実験の楽しさに触れてもらっています。
なかでも『メッキ実験教室』は、毎年欠かさず地元の児童館や小学校を中心に開催しており、これまでに参加した小さな科学者は、おおよそ2000人以上になります。
理科好きな小さな科学者たちは毎回、目を輝かせて実験の様子を観察し、鋭い質問をぶつけてくるため、我々講師陣も油断できません。実験教室での体験を通して理科好きな子はもっと理科が好きに、理科がちょっと苦手な子は理科にちょっと興味が持てるように、小さなきっかけづくりになることを期待しています。
もしかしたら、この体験者の中から、将来ノーベル賞をもらえる科学者が現れるかもしれません。 我々は、そんな未来を創る小さな科学者達の好奇心を大事にする活動を今後も続けて参ります。
従業員一人一人が長く活躍できる職場環境づくりとして、育児休暇取得や定年後の再雇用推進などの規定を整備しています。ワークライフバランスの向上を目指し、従業員と企業が一体となって職場意識や風土の改革と働き方の改革に取り組んでいます。
平成28年には当社の取り組みが評価され「埼玉県多様な働き方実践企業」として認定されシルバーランクを授与され平成30年よりゴールドプラスランクを授与されています。
温室効果ガス排出量の削減策として、省エネ化と再生可能エネルギーの促進を行っています。
省エネ化の対策として2014年に本社の照明(約300本)、2018年には宮前工場の照明(約1000本)をLED照明に切り替えました。これにより毎年約97.9tのCO2削減効果が得られています。
また、再生可能エネルギーの促進として2015年に本社屋上に49.5kWの太陽光発電システムを設置し、現在も稼動しています。これによる発電量は本社事務所の年間電気消費量の約4%に相当します。
吉野電化工業の研究開発部と技術部では、古くからある『メッキ』技術の研究開発を通じて、使用している製品の性能がより向上する、より軽くなる、より安く入手できる、そんな皆様のワクワクを実現させるものづくりを心掛けています。
新しい未来に向けて固定概念にとらわれない新しい発想・視点を心掛け、誰もが難しいと考えるテーマにチャレンジし続けます。そのようなテーマこそ、その先にある産業界での波及効果が大きいと考えています。
また、産官学連携研究開発や大手メーカーとの委託共同研究を行っており、異業種にこそ難題を解決する多くのヒントが隠されていると考えています。異業種の方々とのコラボレーションを通じて革新的な新技術を生み出し続けます。
ミニカーやスマホケースには、パラジウムの使用量を大幅に低減したパラジウム-ナノカーボン触媒処理を用いて、ニッケルメッキ、銅メッキしたものです。現行のメッキプロセスへ適用可能です。